東北6県で構成するNOSAI東北家畜臨床研修センター(略称「NOSAI東北」)の各県NOSAIでは、NOSAI獣医師を目指す獣医学系大学の学生を対象に、就業体験(インターンシップ)を実施している。今年の春夏期は、北海道大学獣医学部獣医学科6年の東山りつ子さんが、NOSAI宮城(宮城県農業共済組合)の獣医師に同行して家畜診療の現場を繰り返し経験。家畜の症状を素早く診断・対処する様子などを間近に見た。「自分も同じように、畜主から信頼される獣医師になれるかという不安と、憧れの気持ちが強くなった」と話し、畜産経営を支えるNOSAI獣医師への思いを新たにしている。
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〈写真:「音が腸の動きによるものなのか、たまっているガスなのかを考えて」。新井獣医師(右)のアドバイスにうなずく東山さん〉
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【2019年7月2週号】