NOSAIの家畜診療所は、44道府県で231あり、年間の家畜共済病傷事故約231万件のうち、約7割の153万件の診療を行うなど産業動物診療の大部分を担う。1700人以上の獣医師が、診療だけでなく、損害防止や家畜衛生など多様な役割を果たし、畜産振興に貢献している。しかし小動物の獣医師が増え、獣医師の地域偏在や職域偏在が進み、産業動物獣医師の確保が難しくなっているのが現状だ。NOSAIでは、獣医学系大学の学生の実習の受け入れなど獣医師の確保に努めている。家畜診療所の役割やNOSAI獣医師の現状について共子さんが済太郎くんに聞いた。
(5面・農業保険)
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【2019年7月2週号】