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自家産牛乳使いチーズ作り【宮崎県・9月3週号】

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 【宮崎支局】小林市北西方の㈱加藤牧場(加藤エミ子代表=肥育牛50頭、乳牛120頭、飼料畑12ヘクタール、水稲30アール)の次男・教昭(のりあき)さん(41)が、自家産の生乳を使ったチーズ作りに取り組んでいる。
 同牧場の敷地内にチーズ加工所を建設し、2014年5月から本格的に生産を開始した。教昭さんは、毎日午前5時から8時まで搾乳作業を行い、その後、チーズ作りを行う。原料は搾りたての新鮮な牛乳で、殺菌から加工まで一人でこなす。週2回、カチョカバロ、モッツァレラ、ストリングチーズの3種類を作っている。
 また、チーズ作りの際にでる「ホエー」でクリームチーズ(リコッタチーズ)を製造。教昭さんは同市内の洋菓子店に自ら営業を行い、現在、クリームチーズを使用した商品を試験販売している。今後、正式に契約を結ぶ予定だ。
 「チーズ専用の乳牛としてジャージー種を導入し、チーズ向きの濃い牛乳を生産したい。加工施設の拡大もしたいですね」と抱負を話す。

〈写真上:「チーズ作りは奥が深い」と教昭さん〉
〈写真下:熟成中のカチョカバロチーズ〉