沖縄県の本島南部で酪農に汗を流す新規就農者たちがいる。酪農経営に魅力を感じ、家族と過ごす時間も大切にしながら、亜熱帯気候での乳牛の飼養管理に情熱を傾ける。県内の酪農家は70戸に満たない戸数ながら、普段から農家同士の交流が盛んだ。地元では、後継牛の確保や酪農ヘルパー制度の導入などで若手酪農家を支援する動きも出てきた。
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【新規】に対し皆親切 ―― 南風原町・新垣幸一さん、恵子さん
【就農】に不安感じず ―― 糸満市・横井直彦さん、美鈴さん
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〈写真上:生まれたばかりの子牛を見守る新垣さん夫妻〉
〈写真下:「沖縄での酪農にも強みはたくさんある」と直彦さん(左)。右は美鈴さん〉