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巨大シイタケを独自ブランドへ【新潟支局・2015年7月1週号】

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 【新潟支局】「魚沼の地で魅力のある商品を栽培して、自分の名前がブランドとして消費者に認められるような農業を目指しています」と目標を話す南魚沼市の高野将宏さん(31)。
 高野さんは、水稲12.5ヘクタール、八色スイカ1.5ヘクタール、アスパラガス20アールに加え、「八色しいたけ」14万菌床を栽培している。
 昨年から、巨大シイタケの「天恵菇(てんけいこ)」を導入し生産。今秋にはこの品種に全て切り替える予定だ。普通のシイタケに比べ、直径が約15センチと大きく、うま味成分量も3.2倍。特有の苦味は10分の1程度だという。
 「全てを切り替えるのは不安もあるが、期待も大きい。おいしいシイタケを皆さんに食べてもらいたい」と力強く話す高野さん。
 「農業をやりながら、旬の時期に自分で作ったものが食べられることに幸せを感じている。この幸せを一人でも多くの消費者に伝えていきたい」と意気込む。

〈写真:「おいしいシイタケを食べてもらいたい」とPRする高野さん〉