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東日本大震災を機に岩手県から大分県へ ―― 農業を続けるために【大分支局・2012年9月3週号】

120919_09.jpg 【大分支局】昨年の東日本大震災に伴い、岩手県陸前高田市から、今年1月に国東市国東町に移住した村田光貴(むらたこうき)さん(35)は現在、同町来浦地区で水稲約2ヘクタール、野菜約30アールを栽培する。水稲は無肥料・無農薬栽培に挑戦する村田さん。この技術を確立させ、「安定生産につなげたい」と話している。
 もともと東京都出身の村田さんは、農業がしたくて陸前高田市に移住。リンゴや洋ナシなど果樹園を約1ヘクタール、他に約1ヘクタールある畑ではハウストマトやサヤインゲンなどを栽培していた。しかし、農地のほとんどが陸前高田市の沿岸部からおよそ1キロ離れた場所にあったため、津波で流され、その後の放射能汚染による風評被害などの影響もあり、栽培を続けることを断念したという。
 水稲を作付けするのは初めてだという村田さん。「苗作りから自分でしました。知人に教えてもらい段取りは分かっていたのですが、道具や機械がそろっていないので苦労しました。近所の人にいろいろと助けてもらい、とても感謝しています」と話している。


〈写真:「いずれはまた、リンゴなどの果物も作りたいですね」と村田さん〉

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