▼茨城県や栃木県などで同時多発的に発生した竜巻は、映像も多く残されニュースで流れた。生きもののように動く竜巻の映像を見ると、昔の人たちが竜を想像したのも当然と納得がいく。
▼竜巻は、発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻きだ。日本では年平均で13個発生している。竜神は水の神で、水中や地中にすみ、空中を飛ぶ際には稲妻を放ち雨を降らせるとされ、気象の特徴とも合致する。
▼気象庁は、発達した積乱雲に伴って発生する竜巻や激しい突風への注意喚起を促す情報提供に取り組む。半日~1日前の「気象情報」から数時間前の「雷注意報」と段階を踏み、まさに竜巻が発生しやすい条件が整うときに「竜巻注意情報」を発表する。
▼屋外にいる場合は、急な黒雲の発達や雷鳴・雷光、大粒の雨やひょうが降り出すと突風発生の可能性が高い。竜巻は短時間に狭い範囲に集中して壊滅的な被害を及ぼす。異常を感じたら安全確保を第一に行動したい。
▼家屋に避難しても被災する心配があるが、被害を最小限にとどめるには、1階の窓のない部屋で丈夫な机の下に隠れるなど、できる限りの対処が欠かせない。