
【香川支局】「捕っても捕っても減らないジャンボタニシ。毎日、手で捕っている近所の人たちの手助けになればいいですね」。丸亀市郡家町の兼業農家・宮武利運さん(66歳、電機工事業)が、捕獲箱「タニシトルトル」(商標登録申請中)を考案した。捕獲箱は、大きさが1.5センチ以上の親タニシ(卵を産み、稲を食害する)を餌で呼び寄せ、捕獲して逃がさない仕組みだ。
ジャンボタニシ捕獲箱は、随所に工夫を凝らしてある。入ったタニシが出られないよう内側にカーブさせたトラップの形やその間隔、これを止める心棒の太さ、餌を中心部に固定する弾力性のあるナイロン糸などだ。
使用上の注意点は(1)稲が大きくなる秋までに捕獲する(2)水のあるときに使用する(3)餌を中心部にセットする――など。宮武さんは「移動して捕獲すればいいので、10アールに3台あればいいでしょう。市販の薬剤を散布したうえで、補助的に使ってください」と話す。
餌は、ゴーヤー、タマネギ、スイカ、ナスなどの夏野菜に果物、魚のアラなど。少々腐っていてもよい。
昨年、1カ所の農地で試験使用した行成レイ子さん(水稲60アール)は、「よく捕れます。1日に100個捕れた日があります」と話し、今年は設置数を増やす予定だ。
〈写真右:「タマネギを餌にすると、よく捕れます」と宮武さん〉
〈写真左:捕獲箱の中はジャンボタニシがぎっしり。大きさは、8×8×40センチ。1個1575円(税込み)〉