
【熊本支局】ハウスデコポン82アールと露地デコポン150アールを手掛ける芦北町湯浦の中村伸治さん(44)は、デコポンの自根を切断することで樹勢を適度に抑え、安定生産を実現している。
自根とは、接ぎ木部より上の穂部から発生する品種自身の根のことだ。自根が発生すると、樹勢が強まって着花・結実不良を招き、果実が低糖低酸になるという。
中村さんは「自分なりに模索しながら、約3カ月間かけて自根をのこぎりで切断しました。根元を3分の1程度にすると樹勢が落ち着き、収量が安定しました」と話す。今年から収穫が始まった露地と合わせ、10年の収量は概算で37トンだという。
〈写真左:「2年で樹勢が回復した」と中村さん〉
〈写真中:接ぎ木(台木)の上から自根が伸びた部分を断根〉